子どもが身に付ける7つの宝物
こどもが身に付けたほうがいい能力はどんなものがあるのでしょうか?
それでは、ゴールデンエイジと言われる(5歳~12歳)に身に付けるべき能力にはどんなものがあるのでしょうか?
まずは、走ったり跳んだりボールを投げたり蹴ったりするなど運動を代表する身体能力を身につけることです。
『こどもが身に付ける7つの身体能力』
➀筋力 身体全体を動かすための基礎となる能力
➁筋持久力 筋力を使って長時間身体を動かし続けることができる能力
➂瞬発力 短時間で筋力を十分に発揮することができる能力
➃心肺持久力 運動時に呼吸機能を長時間正常に働かせることができる能力
➄敏捷性能力 筋力を使って素早く反応し動かす能力
➅平衡性能力 不安定な場所で身体のバランスをとる能力
➆柔軟性能力 関節が柔らかく反応に合わせて身体をスムーズに動かす能力
この7つは、元来身体が備えている能力なのですが、現代社会では引き出すのが難しい環境となっています。
この身体能力をしっかりと身体に思い出させることが運動能力低下から向上にむかう1歩になります。
こども体育学校では、この7つの能力を使う遊びやトレーニングを色々な形でこどもにアプローチしていきます
それではこの運動能力をどうやって使っていくのか?例えば、脚力はあるのにうまく走れない・ジャンプ力は高いのに、上手く飛び越せないなどは、神経系による運動能力(目的に合わせ身体の動きを総合的にコントロールする能力)が、正確に行われていないことが多いと言われています。これが『コーデネーション能力』と言われている能力です。
コーデネーション能力は、五感と言われる『知覚』『聴覚』『平衡感覚』『触覚(皮膚感覚)』『筋感覚』などから得た情報をもとに、筋肉や骨(運動効果器)に素早く指令をだしていきます。この能力が高いと、敏捷性の高い動きやバランスをとるのが上手かったり、リズムに合わせて身体を動かすことができます。
欧米などでは、50年以上前から研究されており近年は、日本のスポーツ界でも注目されています。基礎的な運動能力に加えてコーデネーション能力を早い時期に習得することが、運動神経を高めるのに最適な方法です。